ある童話作家のタマゴの話4・・・代替療法
前回紹介した東城百合子氏の「自然療法」の本は、本屋では売っていません。「あなたと健康社」へ直接申し込み、購入するようになっています。山口大学野草研究会OBの皆さん、興味があれば購入してください。ぼくらが大学時代、山や野原に見に行って、写真に撮った野草が結構薬草として自然療法に使われていますよ。
さて、今回のテーマは代替療法です。癌の標準治療は手術、放射線、抗癌剤の三つですが、代替療法というのはそれ以外の治療法のことです。
自然療法の本を読んで、実践していて、少し不安もありました。この本には、癌が治った人の体験例が少ししかのっていないのです。このやり方で膵臓癌が良くなった人がどれくらいいるのだろうか。また、自然療法のような本はほかに出ているのだろうかと気になりました。そこでネット検索しました。
ネットにはいろいろな情報があります。本当かどうかわかりませんが、代替療法として「水素温熱免疫療法」「東洋医学」「食事療法」などで癌が良くなるような記載がありました。そこで、ぼくも実践している食事療法の本を買って読みました。それが今回紹介する2冊の本です。
◎本の紹介その3 森下敬一著『ガンは食事で治す』について
森下医師は自然医学の第一人者で実際に5万人余りのガン患者を診てきた人のようです。先生独自の発がん理論、先生独自の自然医食について書いてありました。ガンが発生するのは血液の汚れが原因。ガンを治すのは食事という結論でした。
さてその食事ですが、主食は玄米雑穀ごはん。副食は季節の野菜、海草、小魚、発酵食品、根菜は皮つき。調味料は自然塩、本物の味噌、醤油など。肉、卵、牛乳、白米、白砂糖、化学塩、化学調味料、保存料、着色料の入ったものはさけるとあります。これは前回紹介した東城百合子氏の自然療法の食事法とよく似ていました。細かいところ、たとえば小魚は自然療法では動物性タンパク質が禁止ですので、さけるものに入っていると思えますが、この本では食べて良いことになっていました。
さて、この本にはガン治療の実例として患者さんの体験談が載っていたのですが、興味ある記載がありました。余命三か月のステージ4の卵巣ガンを克服された方です。自然医食療法を始めて体質改善反応があらわれ、この病院で教えてもらった枇杷葉温圧や生姜湿布で手当したとありました。これはまさに自然療法の本に載っていた手当法です。つまり、癌の種類はぼくと異なりますが、癌が食事法と手当法で良くなった体験談が載っていたのです。
ぼくはこの本を読んでなぜ玄米が体に良いのかも理解しました。医者が理論的に書いていて、その理由も載っていたのです。理由が書いてあると信憑性がまします。やってみようという気になります。癌の進行を緩めるため、止めるために始めた食事法と枇杷の葉療法ですが、続けたらひょっとしたら癌が治るのではないかと思うようになりました。
◎本の紹介その4 中大輔著『がんが食事で消えた 代替療法否定論者の私を変えた がん患者への取材記録』について
この本は、がん治療クリニックの真柄医師への取材が50頁、実際に真柄療法を受けた、がん患者さんへの取材が173頁と、患者さんへの取材に重きを置いています。本を読むと、真柄療法の特徴は食事療法、刺絡療法、メンタルケアの3つあるようです。
食事療法は動物性食品を断つ、野菜、果物、豆腐、キノコ、未精製の全粒穀類、海藻、ハーブを食べる。塩を抜く。味付けしない。とありました。実際に患者さんへの取材の中に、患者さんが食べた献立例が記載されていたので良く調べると、本当に減塩ではなく無塩と書いてありました。これは森下医師と真逆です。森下医師は自然塩をしっかりとるように書いてあったのです。でも、その他は自然療法の食事法とよく似ていました。
また、この本には膵臓癌ステージⅣの人への取材が載っていたのです。標準治療をやめて、食事療法にはいり、改善されつつあるようなことが載っていました。
◎本を読んで実践していること
さて、この真柄療法の本に「体温を上げる」という項目がありました。42℃の風呂に10分間入ると、全身の細胞にヒートショックプロテインが増加するとのことです。ヒートショックプロテインとはダメージを負った細胞を、修復する働きを持つたんぱく質のようです。毎日入っても3日に1回入っても効果は同じとのことです。そこでぼくは身体を絶えず温めることを考えました。
〇枇杷葉風呂に入る
3日に1回、43℃のビワの葉を浮かべたお湯に、胸の下まで10分間つかっていました。
注 自然療法の本には膵臓癌のところに全身入浴はさけるとありましたが、色々自分で考えた結果、身体を温めることを優先しました。
〇肝臓・腎臓を温める
毎日、カイロや温めた蒟蒻で肝臓と腎臓を温めました。
前に紹介した
〇足医術
期間 11月26日から今日、7月1日まで219日間 継続中
〇枇杷葉療法
期間 1月18日から今日、7月1日まで172日間 継続中
〇玄米菜食の食事
期間 1月20日から今日、7月1日まで170日間 継続中
〇スギナ茶
期間 4月26日から今日、7月1日まで67日間 継続中
〇食養生の心構え
毎日の猫の世話、炊事、掃除、洗濯、ゴミ捨てなど、自分でできる事は自分で行う。継続中
ある童話作家のタマゴの話5(7/8)に続く