ある童話作家のタマゴの話3・・・自然療法

 前回紹介した足医術、本格的に実践したい人は必ず本を購入して、よく読んで行ってくださいね。色々注意事項などが書いてありますから。また、足医術は予防医学ですから健康な人も是非、試してほしいものです。

 さて癌患者のみなさん読んでくださいと前回書きましたが、80%程度の人は、現代医学で癌が完治するみたいなので、ぼくが読んだ本を無理に読まなくてもよいのです。残りの20%程度、現代医学で治らないと言われた癌患者のみなさん、もし良かったらこれからブログで紹介する本を読んでみてください。さて、しばらくはぼくが読んだ本の紹介をします。

 ぼくが癌になって、抗がん剤治療しても完治しないことを知って、最初に考えたのは学生時代のことです。本当のことかどうかわかりませんが学生時代、野草研究会の先輩に「梅の木になったサルノコシカケが癌に効く」という話を聞いていたのです。また、理学部化学科の研究室で海生動物から単離精製された抗腫瘍性物質を、アミノ酸を原料に化学合成する研究もしていたのです。

 つまり、自然界の中には癌に効く物質が多く存在する、それが現在医療に使われていないだけなのではないかと考えました。しかし、薬草図鑑には癌に効くという薬草は載っていませんでした。紆余曲折の結果、次の本に巡り合えたのです。

 

◎本の紹介その2 東城百合子著『家庭でできる自然療法 誰でもできる食事と手当法』

 

 実はこの本を読んでブログ1の「スギナ」という童話を書いたのです。

 この本の著者、東城氏は若い頃、当時不治の病である結核で死にかけて、玄米菜食の自然の食物と、身近にある自然の手当てを真剣に実行して、救われた人のようです。この本にはそれぞれの病気ごとに食べ物と手当法が載っています。ぼくの知りたい膵臓ガンについての手当法、食事法、食薬は次のように記載されていました。それを簡単に紹介します。

 ◎手当法・・・枇杷の葉、蒟蒻、生姜を使った温熱湿布など。

 ◎食事法・・・基本的に玄米菜食、海藻、根菜をとる。

  肉、魚、卵、酒、白砂糖はじめ甘味品、刺激物、不自然な加工品をさける。

 ◎食薬・・・梅肉エキスや朝鮮人参、スギナエゾウコギなど。

 

 学生時代野草研究会だったので、まずは身近な野草を利用しようと考えたのですが、本を読んだのは1月だったのでスギナは生えていませんでした。枇杷は常緑広葉樹なので冬でも緑の葉を繁らせています。そこで枇杷の葉を使った手当を始めることにしました。

 食事についてですが、ぼくは癌に負けないためには肉や魚などのタンパク質が大切だと思い、癌と診断されてからは好きでもない肉をあえて食べていました。この本によると、まったく正反対のことをしていたのです。

 実際にこの手当法、食事法、食薬でガンの治った人がいるとのことでした。ぼくはこの本にも少し希望をいだきました。現代医学の免疫療法が開発されるまで待たなくても、この手当法、食事法、食薬で癌が治るかもしれないと思いました。

 

◎本を読んで実践してみたこと 

 すぐ試したのは枇杷の葉療法です。実家に生えている枇杷の葉をもらってきて、1月18日から、枇杷葉療法を始めました。また、1月20日から、玄米菜食を続けています。

 

〇ぼくが試した枇杷葉療法

 最初は枇杷の生葉を少し炙り、膵臓腎臓肝臓などへ貼ってその上をカイロで温めました。それを1日2,3回行いました。次にカイロの代りに蒟蒻を茹でてタオルで包み、それを枇杷の葉の上に置いて温めました。夏になって生葉をそのまま貼っておくだけにしたこともあります。また、使った枇杷の葉は捨てないでガーゼに包んで、枇杷の葉風呂に使いました。

 実は癌になって身体のあちこちが痛みだしたのですが、医者は癌の痛みは継続性があるので、それは癌の痛みではないだろうとのことでした。しかし、どっちにしても痛いのは嫌です。この枇杷葉療法を行いますと、枇杷の葉には鎮痛効果があるのか不思議なことに、痛みが和らいだのです。

 

 期間 1月18日から今日、6月24日まで158日間

     いろいろやり方を変えて継続しています。

 

ぼくが試した玄米菜食の食事 

 玄米にゴマをふりかけ、梅干一つ。この梅干はぼくの母親が昭和57年に作ったもので、40年近くまえのものです。

 みそ汁の具はキャベツ、ネギ、ニラ、タマネギ、ニンジン、ダイコン、カボチャ、ワカメ、シイタケ、豆腐、など。極力自然食品店で無農薬の物を買ってきて具にしました。

 煮物として、サトイモ、ヤマイモ、ニンジン、ダイコン、ゴボウ、レンコン、カボチャ、シイタケ、高野豆腐、など。

 その他、黒豆、小豆など食べています。

 

 期間 1月20日から今日、6月24日まで156日間

 月に一度くらいは魚、甘い物を食べて気を紛らせていますが、原則玄米は毎日食べています。もう食べ始めて5か月以上、経ちました。

 

ぼくが試したスギナ茶

 4月終わりごろ、実家の畑の土手にやっと生え出したので、採ってきて煎じて飲みました。1日4.5杯飲みました。ほかにも薬草茶を1日4杯飲んでいましたので、さすがに水分の取りすぎになりました。そこで今は薬草とスギナを一緒にして煎じて飲んでいます。薬草の内容はまたの機会に。

 

 期間 4月26日から今日、6月24日まで60日間

 

食養生の心構え

 実はこの本を読んで一番心に響いたのは次の文です

「今は病気でも、それなりにできる事は身体の調子に合わせて働くことです。病人だからと自分いたわってはいけません。玄米自然食を正しく実行していれば、むしろ働いた方が血の循環がよくなって毒素も流れやすくなるのです。」

 そこでぼくは、毎日の猫の世話、炊事、掃除、洗濯、ゴミ捨てなど、自分でできる事は自分で行うよう心がけています。

 

                ある童話作家のタマゴの話4(7/1)へつづく